Waveform Free 12 は、優れた機能をたくさん持っていますが、その中から、ステップクリップ(Step Clips)とマルチアウト機能の2つを紹介します。なお、Waveform Free 12 は、Macなどでも利用できますが、ここでは、Windowsでの操作が中心になります。
ステップクリップの活用
Waveform Free 12 は、ステップクリップとよばれるリズムサンプル(300パターン以上)を、備えています。これらのサンプルは、リズムマシンだけではなく、生ドラム系のプラグインにも、利用できます。
DAWに装備されたリズム作成用ステップシーケンサーが、まだ、使いこなせないという初心者の方にとって、ステップクリップは、おおいに参考になるはずです。
具体的な内容については、次の動画(約6分)にまとめました。
マルチアウトラッパーの使い方
例えば、一つのトラックに、ドラムプラグインを挿した場合、通常、ドラムを構成するキック、スネア、ハイハットといった各パーツ音は、ミックスされて一つのチャンネルに出力されます。
マルチアウト(パラアウトともよばれます)という場合は、各パーツ音を、別々のチャンネルに出力します。すると、パーツ(トラック)ごとに、音量やエフェクト調整などが、行えるようになります。
Waveform Free 12 においては、ドラムマシンなどのプラグインを選択すると、自動で次の表示が現れる場合があります。ここで、「マルチアウトラッパーの作成(Create Multi-out wrapper)」をクリックすると、マルチアウト機能が設定できます。
具体的な内容は、次の動画(約5分)にまとめましたが、Waveform Free 12 のマルチアウトラッパー(プラグインラック)は、イラストで表示されるため、DAW初心者の方にとって、マルチアウト手順がわかりやすいという特長があります。
この動画では、無料のドラム音源 MT Power Drum Kit 2を使っています。インストールの紹介動画は、次にあります。
URL:https://youtu.be/wCu0UHk8wsM