キー変更はトランスポーズで
Cakewalk by BandLabで作ったカラオケは、トランスポーズとよばれる機能を使って、キーの上げ下げができます。ただし、オーディオデータの場合は、大きくキーを変えると雑音が増加しますから注意が必要です。「歌いづらいので、少しキーを上げたい、ちょっと下げたい」といった理由でのキー調整なら、あまり問題ないでしょう。
キー変更の手順例
1.キーを変更したいオーディオのクリップを選択
2.[プロセス]>[トランスポーズ]>[オーディオもトランスポーズ]にチェック>[量]の入力
例えば、キーを半音上げる場合は「+1」、半音下げるときは「ー1」の数値を入力します。
動画で手順を確認しよう
前回使った「きらきら星」のキーを変えてみます。
キー変更のポイント
トランスポーズはクリップを選択してから
トランスポーズは、最初にオーディオのクリップを選択してから利用します。
キー変更によるオーディオの劣化
オーディオクリップを、トランスポーズで修正すると音が劣化します。したがって、何度も修正するとそれだけ劣化も進みます。ですから、動画にあるように、キーを元に戻したいときは、必ず[編集]>[元に戻す](ショートカットキーは[Ctrl]+[Z])を使いましょう。
トランスポーズを使って、キーを戻してしまうと、劣化している音をさらに悪くすることになり、元の音質とは違ったものになります。
なお、Cakewalk by BandLabで、オーディオとともに多用されるMIDIと呼ばれるデータは、トランスポーズを利用しても、通常、劣化しません。