パソコンを用いた音楽制作は、DTM(和製英語Desktop Music[デスクトップミュージック]の略称)とよばれています。
ここでは、その中でも、DAW(Digital Audio Workstation)とよばれるパソコンソフトを中心にとりあげています。DAWは、楽器が弾けないひとや楽譜が読めないというひとでも、演奏や作曲ができるという大きな特長があります。したがって、歌が好きな人はもちろんのこと、ギターやピアノなどの楽器演奏に興味のある人にとって、DTMは、大変おもしろい道具になります。初心者の方でも、すぐに楽しめるわかりやすい例を、いくつかあげてみましょう。
使用しているDAWは、無料で利用できる『Cakewalk by BandLab』というソフトです。インストールの方法などについては、こちらをご覧ください。

わずか5分で作る曲
何と言っても、DTMの楽しさは、数え切れないほどのDAWの楽器(ソフト音源などとよばれ、ギター、ベース、ドラム、そして、オーケストラの楽器などたくさんの種類が用意されています)の中から、好きなものを自由に組み合わせて、自分のイメージを活かした曲が自在に作れることでしょう。ここで紹介するDAW(Cakewalk by BandLab)を使えば、次の動画のように、卓上(Desktop)ですが、初心者でもすぐにバンドが組めます。基本を押さえれば、作曲も自在です。
カラオケの伴奏
すぐできる貼付けカラオケ
DTMを楽しみながら、その操作法などを学べる、カラオケ伴奏もおすすめです。例えば、YouTubeなどにアップされているカラオケデータを、そのままDAWに貼り付けるだけで、あっという間に自分専用のカラオケが作れます。このブログでは、貼付けカラオケとよんでいます。ただし、使用するデータが、オリジナル(自作)でない場合は、利用条件をよく読んで、権利関係等のルールに違反しないよう十分注意しましょう。
DTMのカラオケは、単に歌や楽器の伴奏として使えるだけではなく、高度な編集も可能です。自分の歌声、演奏の録音・再生は当然として、テンポやキーの変更、うまく歌えなかった部分だけを選択して、繰り返し録り直すといったことまでやってくれます。ボーカルや楽器の練習などにうってつけなのです。また、エコー(ディレイ)、リバーブといった豊富なエフェクトが自由に使えるのも魅力です。なお、歌声の録音には、対応したマイクなどが必要になります。
次は、貼付けカラオケのキー変更法を紹介する動画です。
伴奏の自作や編曲
こちらは、少し難易度は高くなりますが、DTMでの伴奏の自作も盛んに行われています。好きな歌の楽譜(バンドスコア)が手元になくても、直に曲を聞いて音を確認しながら(耳コピなどとよばれます)、マウスなどで、パソコンに曲データを入力(打ち込みとよばれます)します。あとは、DAWのソフト音源を使って演奏すれば、伴奏の完成です。パソコンですから、一旦、データさえ入力してしまえば、アレンジ(編曲)なども手軽に行えます。
DTMギターで弾き語り
ギター初心者が、うまく弾けるようになるには、一般に、かなり練習する必要があります。しかし、DTMのソフト音源を利用したギター(このブログではDTMギターとよびます)ならば、誰でも簡単に弾けてしまいます。次の動画は、DTMギターによる弾き語りの方法を紹介しています。
このように、DTMは、初心者、入門者であっても、うまく取り組めば、大変な思いをして勉強や練習をしなくても、音楽制作をおおいに楽しむことができます。このブログを利用して、DTMに挑戦しましょう。トライ!DTMです。