Cakewalk by BandLabをインストールしたら、DTMギターを試しましょう。ここでは、DTMギターとして、フリーの音源ソフト「Ample Guitar M Lite II」を紹介します。
ギターを持っていない、ギターは弾けない、コードとかもよくわからない、という方でも、指を痛めずに、弾き語りが楽しめます。自分の好きな曲に、DTMギターの伴奏をつけて、歌いましょう。
はじめに、Ample Guitar M Lite IIのインストールが必要ですが、まずは、その魅力を知ってもらうために、このページでは、DTMギターの基本的なしくみや操作法、実際の演奏例などをとりあげます。そして、インストールの手順などは、次で行います。

なお、このブログでDTMギターを試す場合は、先にCakewalk by BandLabのインストールが必要です。こちらをご覧ください。

DTMギターの弾き方
Ample Guitar M Lite IIはプラグインシンセで
Ample Guitar M Lite IIは、Cakewalk by BandLabでは、プラグインシンセとして組み込んで利用できます。無料のアコースティックギターバージョンながら、音質がよく、初心者も取り組みやすいという利点をもっています。下に紹介している「竹田の子守唄」動画でも実演していますが、二本の指だけで、弾き語りができます。
Ample Guitar M Lite IIをコンピュータキーボードで使うと、図のように、パソコンキーボードの左側12個のキーにコード(和音、コードネームともよばれ、下の楽譜に表記があります)が設定されます。その中の1個のキーを選んでコードを指定して、右側の3個のキーのいずれかを打てば、自動でストラム(Strum/Strumming)とよばれる奏法で、ギター音が鳴り響きます。
ストラミングは、実際に聞くとわかりますが、ピック(図参照)や指などで和音の組み合わせを弾くテクニックで、Ample Guitar M Lite II(Strummer)のプリセットには、アルペジオとよばれる分散和音も含めて、多数のストラミングパターンが設定されています。

コンピュータキーボードについて、よく知らないという方は、次のコンピュータキーボードの使い方をご覧ください。

コードとストラミングパターンのキー配置
Ample Guitar M Lite IIのコード表とパソコンキーボード(薄い緑色の囲み部分)、ストラミングパターン番号とキーボードのKey(オレンジ色の囲み部分)のデフォルト(初期設定)での配置関係は、弾き語りには欠かせませんから、しっかりおさえておきましょう。

具体的なコードや各キーの使い方などについては、次回以降の【DTMギター初心者】シリーズで、紹介しています。
DTMギターの伴奏で歌ってみた
竹田の子守唄の楽譜
演奏には、次の楽譜を使っています。最初に、Cakewalk by BandLabのテンポ入力部には、楽譜のテンポ「60」を入力しておきます。すると、Ample Guitar M Lite IIのStrummerとシンクロ(同期、同調)した状態で、コンピュータキーボードが弾けます。

DTMギターで歌ってみたの動画
動画では、キー操作が見やすいように、左右とも一本指で弾いています。実際に歌いながら撮れば、弾き語りとしてわかりやすいのですが、歌うのは苦手なので、この演奏のボーカルは、前もって録音したEWIで、それを流しながらDTMギターを弾くという形式になります。