コンピュータキーボードは、Ample Guitar M Lite IIのStrummerパネルに表示された12個のコードから、1個を選んで演奏できますが、曲によっては、設定されていないコードが必要になる場合があります。また、ストラミングパターンもいろいろなパターンが用意されていて、いつでも置き換えられます。このページでは、コードの追加やパターンの変更方法を紹介します。
追加コードの置き換え
コードアレンジの楽譜
前回、紹介した「竹田の子守唄」で使用したコードは、全部で「C」「G」「F」「Am」の4個でした。今回は、その曲のコードを少しアレンジしてみました。すると、この曲を演奏するには、さらに「F6」「Gsus4」「Am7」のコードが必要になります。ただ、Strummerパネルのコード表には、これらのコード表示はありませんから、コード追加のための置き換えが必要です。

追加コード置き換えの手順
この曲の演奏に必要なコードは、「C」「G」「F6」「F」「Am」「Gsus4」「G7」「Am7」の8個です。この内、パネルのコード表に初期設定されていて、そのまま使えるものが、次の「C」「G」「F」「Am」そして「G7」の5個になります。

よって、新たに設定が必要なコードは「F6」「Gsus4」「Am7」の3個です。上のコード番号13,18,20,22,24以外の番号に、新たなコードを設定します。
「D」のコードが設定されている19の位置に「F6」のコードが追加できるように、次の手順で置き換えます。変更する項目については「【DTMギター初心者 3】のコードの表記と設定について」で紹介しています。

同じ手順で、残りの「Gsus4」「Am7」も設定すると、コード表は、次のようになります。

これで、上の8個のコードを使った「竹田の子守唄」が弾けるようになりました。
ストラミングパターンの変更方法
デフォルトのストラミングパターン
デフォルト(初期設定)のストラミングパターン1、2、3は、次のとおりです。

パターン1~3は、すべて、ストローク(一度に複数の弦をかき鳴らす)奏法の設定なので、1のパターンを、アルペジオ(分散和音ともよばれ、弦を順番に弾く)奏法に変更してみます。
ストラミングパターンの変更手順
図のように、パネル右端の「1」のパターンボタンを選択してから[Load Pattern]ボタンをクリックすると、次のたくさんのパターンが並んだ一覧表(リスト)が表れます。

この中から、適当なアルペジオ奏法を見つけてクリックすれば、そのストラミングパターンが「1」のパターンとして設定されます。図のように、視聴ボタンをクリックしておけば、各パターンを連続クリックして、候補パターンの聴き比べが可能です。
リストのパターン数が多いので、迷うかもしれませんが、カテゴリや拍子別などで、検索できます。
