前回、Cakewalk by BandLabのドラムに合わせて、Ample Guitar M Lite IIギターを演奏しました。次は、バンド演奏を目指して、ベースギターも加えましょう。ただし、ベースギターを加えるには、ドラムと違って、少し手間がかかります。それは、キー(調)を合わせなければならないからです。
ここで紹介している曲作りでは、そのキー調整には、ギターの演奏データを使います。それには、ギター演奏の録音が必要です。ベースギターパートを作成する前に、その録音法から紹介しましょう。
録音の準備から開始まで
録音の準備
ギターのデータを録音しますから、Ample Guitar M Lite IIを、キーボードで操作できる状態にします。ドラム演奏を聞かずに、一定の間隔で音を鳴らしてくれるメトロノームに合わせてギター演奏を録音する場合は、ドラムのトラック2のM(ミュート)ボタンをクリックして、ON(点灯)にします。これで録音時に、ドラムの音は鳴りません。
前回のドラムパネル(ユーザーインターフェース)が表示された画面から、上図のギターパネルに変えるには、ギタートラック1の下図のボタン(アイコン)をクリックします。
ギター演奏を録音したいので、トラック1の[録音待機ボタン]をクリックして、赤く点灯(ON)させます。これで、録音準備完了です。
メトロノームを使わずに、ドラム演奏を利用(ドラムトラック2のミュートをOFF)して、録音する場合は、図のメトロノームボタンをクリックするとOFF(消灯)状態になり、録音時に、メトロノームの音は出ません。
録音の開始
ギター演奏を開始する手順は、ギタートラックの①録音待機ボタンを赤く点灯させたあと、②録音ボタンをクリックします。すぐに、メトロノームが鳴り始め、録音が始まります。なお、録音ボタンのクリックの代わりに、キーボードの[R]キーを打っても、録音開始できます。
キーボードでギターを弾くと、リアルタイムでその演奏がそのままデータ(クリップ)として、記録されます。
録音を止める場合は、キーボードのスペースキーを打つか、または、Cakewalk画面の停止ボタンをクリックします。
動画で録音手順を確認
録音したデータは、再生して問題がないかを確認します。問題がなければ、点灯しているギタートラックの録音待機ボタンをクリック(OFF)して、録音作業は終了です。
ドラムトラックのミュートボタンをOFFにすれば、再生して、ギターとドラムの合奏が聞けます。録音作業全体の流れは、次の動画で確認しましょう。
次回は、ベースギターを、演奏に加える方法を紹介します。