ここで紹介するCakewalk by BandLabでの作曲には、Ample Guitar M Lite IIギターが欠かせません。その演奏には、パソコンのキーボード(PCキーボード)を使うと、マウスなどのクリック演奏に比べて、ずっと弾きやすくなります。
PCキーボードは、Cakewalk by BandLab画面上に、コンピュータキーボード(仮想キーボード)を表示することで、使用可能となります。
コンピュータキーボードを準備する
バーチャル(仮想)コントローラーのコンピュータキーボードを、パソコン画面に表示する方法から紹介します。
コンピュータキーボードの表示方法
お使いのPCキーボードで、Ample Guitar M Lite IIギターを弾くためには、まず、コンピュータキーボードをCakewalk by BandLab画面上に表示しなければなりません。
コンピュータキーボードは、図のように、Cakewalk by BandLabを起動して[表示]→[バーチャルコントローラー]→[コンピュータキーボード]の順で、表示できます。
コンピュータキーボードの機能
表示したコンピュータキーボードには、次図のような機能があります。
特に覚えておきたいのは、[X]キーです。実は、新規にコンピュータキーボードを表示した場合、理由は次で紹介していますが、そのままPCキーボードで、Ample Guitar M Lite IIギターは、かき鳴らせません。コンピュータキーボード、または、PCキーボードの[X]キーを1回押して、現在のオクターブ(ハイライト表示部分)を1オクターブ上げると、すぐに音が出せます。
コンピュータキーボードの演奏方法
Ample Guitar M Lite IIとコンピュータキーボードの関係
Ample Guitar M Lite IIギターとコンピュータキーボードは、次図のような関係になっています。図からわかるように、生ギターと違って、コードを押さえるのは、キーボタン1個です。そして、弦をかき鳴らすのも、ストラミングパターンが設定されたキーを1個押さえるだけです。つまり、画面の中のコンピュータキーボードを、お使いのPCキーボードに置き換えると、指2本で、コードを指定してギターのパターン演奏ができます。
なお、コンピュータキーボードの表示に関して、注意しなければならない点があります。それは、Cakewalk by BandLabを起動して、はじめてコンピュータキーボードを表示したときや、一旦、閉じて、再表示したような場合は、表示された18個のキーには、コード番号(1~18)しか配置されないことです。したがって、コードは指定できますが、パターンを指定するキーの表示がありませんから、実演では、手間がかかってしまいます。
そこで、コンピュータキーボードの[X]キー、または、PCキーボードの[X]キーを1回押すと、1オクターブ上がり、タイミングよく12個のキーに、コード番号13~24のコードと、3個のキーには、1~3のパターンが設定されて、演奏しやすくなります。
コンピュータキーボードは、マウスのクリックでの操作(クリック奏法)も可能ですが、Ample Guitar M Lite IIギターを自在に演奏するには、画面上のコンピュータキーボードを、PCキーボードに置き換えて、実際に指を動かしたほうが、威力を発揮します。
動画で実演を確認する
次の動画で、コンピュータキーボードやPCキーボードを使ったAmple Guitar M Lite IIギター操作法を確認しましょう。
テンポの変更
PCキーボードで演奏するとき、曲のイメージなどから、ストラミングパターンのテンポを変えたいときがあります。テンポの変更方法は、図のとおりです。
トランスポートモジュールの現在のテンポ表示部をダブルクリックして、直接、新しいテンポを入力、[Enter]キーで確定します。数値は、大きいほど、速くなります。適当な数値を入力して、Ample Guitar M Lite IIギターを弾き、確認してみましょう。