制作した楽曲の音が小さいというときは、音圧を上げてみましょう。ここでとりあげている音圧は、厳密な測定値ではなく、聴いた感じでの、音の大きさ(音量)をいいます。
音圧を上げるには、一般に、コンプレッサー、リミッター、マキシマイザーとよばれるプラグインが使われます。ここでは、次の2つを、紹介します。
Cakewalkの付属プラグイン
Cakewalk by BandLabには、原音を損なわずに、音圧が上げられる「Boost 11」というプラグインが付属しています。まずは、これを使ってみましょう。
Boost 11のおもな機能
オーディオ信号には、図のように、局所的に音量が大きくなるピークとよばれる箇所があります。制作した楽曲の音が小さいからといって、単に、コンソールの音量(レベル)フェーダーを上げたのでは、ピークも増大して、雑音(クリップノイズ)などが、発生します。
Boost 11は、このピークを抑えて、全体的に、音圧が上がるよう工夫されています。
Boost 11の使い方
具体的な、操作方法などについては、次の動画(約4分間)にまとめました。
無料 VSTプラグインを使う
音圧を上げるためのVSTプラグインを、無料配布しているサイトも、たくさんあります。その中から、操作方法が、とてもシンプルで、初心者にも扱いやすいといわれる「W1 Limiter」を紹介します。
W1 Limiterの特長
無料プラグイン W1 Limiterの画面(GUI:Graphical User Interface)は、Windowsの場合、図のようになっています。スレッショルドとよばれるスライダーひとつを、操作するだけで、音圧を上げられます。
☆W1 Limiterのダウンロード:http://www.yohng.com/software/w1limit.html
W1 Limiterのインストールと使い方
具体的な、インストールと操作方法は、次の動画(約5分間)にまとめています。